英語発音トライアルレッスンで取り上げている課題曲の1つ、
「I’d rather have Jesus」(邦題:キリストにはかえられません)
という曲があります。
もうこの題名からしてR音とTH音が入っていて、発音練習にはもってこい!の歌なのですが(笑)
この曲、かなりの割合で苦戦する方が多いのが、実は子音ではなく、むしろ母音の音、特にae音が難しいと感じる方が多い傾向があります。
この場合、ratherのra- 、そしてhaveのha-がこの母音なのです。しかも2つ続けて発音しないといけません。
ae音とはエの口でアを言う、という日本語にはない母音なので、難しいのは当然なのですね。
ただ、一回コツを掴んでしまえばわかりやすい発音なので、他のあいまいな音に比べれば比較的つかみやすいのもこの音ですから、ぜひこの機会にコツをつかんでください。
ae音をマスターしよう!〜ae音の作り方
①口を横に開き、エの口を作ります
②その状態でアを言いますが、さらに少し口を縦に開きながら、のどの奥からしっかりと発音するよう心がけましょう、ェア、ェア、という感じで発音するとわかりやすいかもしれません。
③母音が舌の上から顔の前に流れるイメージでアーの音をしっかり伸ばして発音します、この「前に流れる」が大きなポイントです!💡
この音が出るようになったら実際に単語で発音してみましょう。
- cat
- apple
- man
- Japan
ae音解説動画
thanは弱く発音する
I’d rather have〜とは、私はむしろ〜を選ぶ、というフレーズで結構普段でも使いますので、この機会にae音で言えるようにしてみてください。
ちなみに、
I’d rather have ◯◯ than △△.
と、thanの後にくる△△で、△△よりも、という言い方になりますが、
この時のthanは、たいがい弱く発音されるので、動画で発音したようなae音はあんまり使いません、ここでは弱あいまい母音のァで発音したほうが自然になりますね。
しかし強く言う場合にはやはりae音になります。
この動画でも最後に触れていますが、I’d rather have Jesusの発音で母音が前に流れるようになると、歌ったときにも声が自然に前に流れるので、むしろ歌いやすくなりますよ。
発音が変われば、声の出方も変わってきます、
ぜひこの機会に、ae音をマスターできるようにがんばってくださいね!