早口言葉で英語の母音を制す!

発音トレーニング真っ最中のMegumiさんが、これが言えるようになりたい!と早口言葉を教えてくださいました。

Betty Botter bought some butter….

この中で「batterとbutterの発音の違いがわからない」とのことでした。

一体、何が違うんでしょう?

口の形で母音が変わる!

これらの違いを作っているのは、ズ バ リ…「母音」!

同じアの母音でも種類が違います。

日本語ではアの音は一つしかありませんが、英語のアは一つではない・・・

英語では二重母音も含めると、なんと6つ!もあります。

こんな日本語と英語との違いが、英語発音を難しくしてしまう、大きな壁になっていると思います。

しかし、その音の違いを作る大きな要素は実は、いたってシンプルなんですよ。

それは、ズ バ リ…「口の形」。逆にこの形の違いがわからないと、なかなか音に違いは生まれません。

batterは揚げ物のころも、パンケーキなどのゆるい生地のことを言いますが、この単語の母音は「エの口でア」です。

一方のbutterは文字通り、パンに塗るバターですが、この単語の母音は「中くらいに口を開いた状態で言うア」

両方ともアの母音ですが、発音の仕方、口の形が違うんです。

Betty Botterの早口言葉で母音を制す!

と言っても、この発音の違いは、頭で理解した、1〜2回練習して音の違いができた!だけでは、まだまだ3割程度、

後の7割は何度も発音して口と耳に覚えさせて初めて使い物になってくるんです。

そこで必要なのが「発音トレーニング」

この発音トレーニングにうってつけなのがTongue Twister、そう、早口言葉です。

こちらの早口言葉、batterやbutterの他にも

・better(母音はエ)
・bitter(母音は短母音のイ)
・a bit of 少しの

など、似たような言葉、フレーズが立て続けに出てきて、何とも言いにくい!

ついでにT音がラリルレロに近い音になるフラップTも頑張って練習してみてください👇

Betty Botter bought some butter.
But she said the butter’s bitter.
If I put it in my batter, it will make my batter bitter.
But a bit of better butter will make my batter better.
So ‘twas better Betty Botter bought a bit of better butter.

早口言葉を攻略するポイントは「母音」と「リズム」

早口言葉はどれだけ早く言えるか、がポイントですよね。

早く言えるようになるためには、リズミカルに言えるようになること。

体でリズムを刻みながら、手拍子を入れて言うようにすると、さらに効果的です!Megumiさんのように、リズムをつけて言うようにすると、英語のリエゾンが自然に言えるようになりますよ。

なんでも、日本人のアナウンサーで英語でニュースを読む方は、こういった早口言葉で英語の口をトレーニングするそうですよ。プロが使うぐらいですから、やって損はありませんね。

ぜひ挑戦してみてください^^