発音の練習をしていると、ある程度その方のクセ、発音の傾向、というのが見えてきます。
その中でも、知らないうちに舌が引っ込んしまう、という方が意外に多いんですね。
ある生徒さん(ここではTNさんとします)も、くせで舌が引っ込んしまう、ということを、ある日のオンラインレッスンの最中に発見しました。
もちろんご自身でも気づかずにずっとその状態で発音していた、いわゆる「クセ」なのです。こういったクセはやはり、ライブで実際にその方の口を見てみないとわからない部分なんです。
「ほんとだ!!」とご本人もかなり驚いている様子でした。
すぐその場で、舌の引っ込み具合を鏡で見て確認してもらい、舌が引っ込まないように、なるべく平らになるよう、そして下の歯のU字にリラックスしておさまった状態がニュートラルであることを一緒に確認しました。
またリップロールを使って、舌も口もリラックスして声を出す、という練習もしました。(こういう場合でもリップロールは有効ですよ!)
舌の位置の矯正でご本人も驚く変化が!
その後Tさんは二日間、何度もリップロールをやり、鏡を見て舌の位置を確認しながら歌の練習をしたそうです。 そうしたら驚くべき変化が! あったそうです。
以下に、TNさんからいただいた内容を引用します。
一番の弱点は舌が引っ込んでいたことです。ゴスペルを練習するまでは全く気づきていませんでした。 それを矯正できたことは大きな収穫です。リップロールと鏡を見ながら歌うことで2日間ほどでかなり矯正できました。
それは生活面でも大きな変化がみられ、今までは寝ている時に口が開いてしまい、よく夜中に口が乾いて起きてしまうことがありましたが、 舌の矯正と同時に口を開けて寝ることがなくなりました。驚きです。
というわけで、寝ている間に口が開かなくなったことは、本人も、そしてご主人も驚いたそうです。
なんでも、この口が開いてしまうことは子供の頃からで、もう仕方のないことなのだ、と思っていた、ということですから、2日間でそれが無くなったのは驚きですよね!
こんなところでも発音訓練が効果があるとは、私も初めてでした〜。いや〜、本当に良かった良かった!!
Tさんの英語発音プログラムの受講前と後のビフォーアフターがこちらでも確認できますよ、ぜひチェックしてみてください👆
※こちらのページの英語発音ゴスペルの項の最初、TNさんです。