発音がわからない、言いにくい単語は発音記号を見る
今回はアンケートの中で言いにくい発音、または苦手な発音、ということで具体的な単語をいくつか送っていただきました。
- film
- cinema
- questionare
- development
などですね。
これらを通して発音がわからない、言いにくい単語に出会った時にはどのように対処すればいいのか、その方法をまとめました。
私がそのような場合、何をするかと言うと・・・まずすることは、
発音記号を見る
ことなんです。
burnableとvulnerableとの違いにハッとした話
つい最近もこんな事がありました。
いつものように教会のミサで最初のステートメントを読む、という時です。読む原稿の中に vulnerable という単語がありました。パッと見たときには、燃えるゴミ、なんかの時に使うバァーナボゥ=燃やせる、かな?と思ったのですが、
人前で話さなければいけない状況だし、一応発音記号を見てみようと思って調べてみました。
そうしましたら・・・案の定、違う単語で!💦
vulnerable とは傷つきやすい、脆弱な、という意味の言葉であったことが判明して、発音もr音の音節が一つ多く入っている、ということに気づき・・・発音記号見ておいてよかった〜!とほっと胸をなでおろしたんです。。
(ちなみにバァーナボゥ=燃える、はburnable)
リクエストいただいた英単語の発音記号を見ていきましょう
それでは一つずつ発音記号を確認しながら見ていきたいと思います。
film
まずはこちら。filmの発音記号はこうなっています↓
| fɪlm |
f音から短いイ、そしてL音に続いているのがmという子音です。
▶ [f]+ [短いイ] + [l] + [m]
(ただし、短いイの母音は実際の音はイとエの間ぐらいの音になります)
そしてL音ですが、そのあとに子音が続くと舌が付かない、あいまいなL音になります。これを専門用語で「ダークL」と言ったりします。この音をあえてカタカナ表記にすると小さいゥにできると思います。
というわけで、
fフィゥm (下線部がアクセント位置)
のようなカナ表記にできると思います。
実際の音声はこちらでご確認ください。↓
cinema
つづいて、cinema の発音記号はこうなっています↓
| sɪ́nəmə |
カタカナ英語ですとシネマ、と使っていますが、英語では最初のシはs音から〜短いイの発音です。ですのであえてカナ表記にするとスィ、と発音することになります。
▶ [s]+ [短いイ]
(ただし、短いイの母音は実際の音はイとエの間ぐらいの音になります)
そのあとのネもマも、母音は|ə|になっています。この記号はあいまいな母音のァなんですね。こちらもあえてカナ表記にすると小さいァにすることができると思います。はっきりとアと発音しない、口をかる〜く開けてァと発音するとこの音になります。
▶ [n] + [あいまいなァ] + [m] + [あいまいなァ]
このあいまいなァについては他の動画で詳しく説明していますので参考にしてください↓
というわけで、カナ表記にすると
スィネァマァ(下線部がアクセント位置)
と表せますね。
実際の音声はこちらでご確認ください。↓
questionnaire
つづいて、questionnaire の発音記号はこうなっています↓
| kwèstʃənéər |
単語が長くなってくるとちょっと複雑に感じますね!こういう場合は分けて、前半と後半とで見ていきます。
まずこの単語の前半、question-までを見てみましょう。
k音から始まりw音からのウェs、と、そのあとの/ tʃ /はポテトチップスのチッの音、そこからさらに、先程出てきたあいまい母音の/ ə / につながって、チャ(ァ)ン とカナ表記にできると思います。
▶ [k] + [w] + [エ] + [s] + [tʃ] + [あいまいなァ] + [n]
そして後半の-naire の部分は、前半の音節の最後のn音からエ、さらに/ ər / につながっていますが、こちらは小さい口のR音になります。なので後半はネーr とすることができますね。
▶ [n] + [エ] + [小さい口のR音]
さらに、発音記号の上に2箇所、[ ’ ] が入っていますが、こちらは右から左に向かって流れている方が第1アクセント、その反対が第2アクセントになりますので、後半のネーrに一番強いアクセントが来ることがわかります。
というわけでまとめると、
kwウェsチァネーr (下線部がアクセント位置)
のようなカナ表記にできると思います。
実際の音声はこちらでご確認ください。↓
development
そして最後の単語、developmentの発音記号はこのようになっています↓
| dɪvéləpmənt |
こちらも前半と後半に分けるとすると、最初のdevelop-で区切れると思います。
最初のd音からの母音は・・・エかと思いきや、短いイ、なんですね〜。そしてv音からエの母音、さらにL音からはあいまい母音のァ、そしてp、という順番です。
なのでまず前半は
▶ [d] + [短いイ] + [v] + [エ] + [l] + [あいまいなァ] + [p]
(ただし、短いイの母音は実際の音はイとエの間ぐらいの音になります)
そして後半は-ment ですが、m音からの母音もエかと思いきや・・・またまたあいまい母音のァになってます。なので、メンtではなくmァンtと言えますね。しかし表記したァよりも、実際はもっともっとあいまいな音になり、ほとんど聞こえません、なのでm(ァ)ンt としたほうがいいかもしれませんね。
▶ [m] + [あいまいなァ] + [n] + [t]
というわけでまとめると、
ディヴェLラpm(ァ)ンt (下線部がアクセント位置)
のようなカナ表記にできると思います。
実際の音声はこちらでご確認ください。↓
発音記号は覚えると見やすくなってきます
このように、発音記号から見ると一発でどう発音すればいいのか見えてきます。最初は一つ一つの音を確認し、最後にそれらをつなげて発音する、という流れです。それはまるでパズルのピースを一つ一つつなぎ合わせるかのような作業です。
発音記号に慣れていない方は、何がなんだか・・・???と面食らってしまうかもしれませんが、慣れてくると結構読みやすいもんです。アルファベットのちょっと風変わりな感じ、とでも言いましょうか。。。
私はフォニックスも少しかじりましたが、フォニックスの方がややこしく感じてしまって、結果あまり使っていません。
本来フォニックスは、子どもが文章を文字から読む時に、綴りと実際の音とが違うため文章が読めない傾向にあるところを読みやすくするためのシステムとして開発されたものなのですね。
ですので大人になったら発音記号からで全然問題ないと思いますし、かえって混乱も少ないと思います。
発音記号は覚えておいて損はありません!ぜひわからない発音の単語に出会ったら→発音記号で読む、このことを取り入れてみてください。
