今回もアンケートでいただいた、発音が難しいという単語の中から、worthy を取り上げます。
worthyの発音、こちらもR音やTH音が入っていて、日本人が苦手とする発音の練習にはもってこい、の単語ですね!ぜひ一緒にマスターしていきましょう〜。
最初のwor-の音だけでも日本語のワーの響きとはかなり違いますね。
さらにその後、有声音のth音が尽きますから、このth音もしっかりと抑えておきたいところです。
この言葉も音節に分けて、 wor-/-thy の2つに分けて見ていきましょう。
■worthy 発音〜手順
1. 後半の-thy はしっかり振動させる音を作る
まず簡単な方から。
後半の-thyはth音で舌先を軽く前歯で挟み、上前歯と舌の間の隙間でしっかりと振動させるようにて、有声音(喉元に触れた時に振動が感じる音)で発音しましょう。
2. 前半のwor- のR音は小さい口で!
前半のwor-は、まずR音から作っていきましょう。こちらは小さい口のR音になります。歯と歯の間を一ミリ程度に開けて、舌巻きを付けてRRR…とこもった音を作ってみてください。
3. R音の舌の形が重要です
舌の位置を確認しましょう。舌の両脇が上奥歯に付いていて、舌先が喉元に向かって巻かれている形です。口は少しウの口にするとやりやすいです。
4. W音も苦手な人が多いです
wor-の最初のW音は唇をウの口にすぼめて〜力をリリースした時に出る音、ウァ、ウァという感じで、勢いよく出してください。慣れてきたら、そこからR音の舌巻きの音をつなげます。
4. 慣れてきたらつなげて発音してみましょう
最後に、まず2つの音節に分けて、wor-thyと発音し、なれてきたらworthyと一気に発音してみてください。音がだいぶ英語らしく変わっているはずですよ!
■worthy発音〜解説動画
練習の仕方は動画にまとめましたので、こちらを御覧ください。
※最近アレルギーがまたひどくなってきて、かなり鼻声でお聞き苦しいのと、バックでうちの鳥たちがちょっとうるさいです・・・💦ご了承を!
■Lord, I Am Not Worthy…
この動画でも触れましたが、まず私がworthy と聞いてパッと思い浮かぶのが、ミサの中で行われる、パンとぶどう酒をいただく秘跡、英語ではEucharist、とか、Blessed Sacrament と呼ばれたりしますが、そのパンとぶどう酒をいただく前に、会衆が全員でひざまずき、口をそろえて唱える祈りがあります、
“Lord, I am not worthy that you should enter under my roof,
but only say the word and my soul shall be healed.”
この言葉は、聖書の箇所、マタイの福音書8章8節でローマの百人隊長、英語ではRoman centurionと言いますが、彼が自分の部下を癒やしてください、とイエスにお願いした時の言葉なんですね。
「イエス様ににお言葉だけでもいただければ、部下は癒やされる」
そのような信仰を見て、イエスは驚き、
「イスラエルの中でさえ、これほどの信仰を見たことがない」
と言われました。
この百人隊長の信仰の姿勢を、祈りの中で毎回思い起こすことができ、また同様に、私の魂も癒やしてください、という祈りができます。
さらにこれをひざまずいて祈るわけなので、とても厳粛な、そして崇高な祈りだと思います。こんな素敵な祈りを残してくれた百人隊長に感謝!
worthy、ぜひこの発音をマスターして、祈りの中で、また賛美の中でどんどん使っていってください。