Lordの発音が難しい〜ならば分解してみよう

さて、しばらく発声に関するトピックが続きましたので、ここらで発音に関する記事をお届けします。

以前に英語発音のお悩みに関するアンケートをいただいた中で、かなりの数で具体的な単語を挙げていただき、その発音がいまいちわからない、というご意見を多数いただきました。その中でも結構な数で挙がっていたのがLordです。

Lordを難しくしている発音

Lord,という言葉、あまり普段の会話では使わないかもしませんが、こと教会や英語での祈りの言葉、ゴスペルソングの中ではごくごく頻繁に出てくる言葉ですね。もしくは中世時代を背景にした映画とか、貴族が出てくるような映画、◯◯卿 、ですとか伯爵、といった呼び名でもLordが使われますね。

この言葉の発音を難しくしているのはどこでしょうか?

一つずつ見ていきますと・・

①まずL音で始まり、
②その後の母音、
③そしてR音、
④最後がdで終わる、

と、一つ一つどれをとってもかなりの割合で発音が難しいとされるものばかり、これらがこの短い単語の中に全て凝縮されているような言葉なんですね!難しくて当然です。。

歌にするとさらに難しいLord

またこれが歌になると、たいがい母音の音で伸びますから、Oの音で伸ばすわけですが、そこで迷うのが、いつ次のR音を出したらいいの?という問題も出てきますね。結構こういう細かいところが英語の歌を歌う上で迷う点だったりします。

ということで、まずはこの発音の一つ一つをしっかり確認して、Lord、としっかりと言えるようにしていきましょう。その上でメロディーを付けても言えるようにしていくといいと思います。

Lordを分解して発音してみます

この単語の発音記号を見てみますと、[lɔːrd]です。この発音記号から一つ一つ見てみましょう。

1)L音

L音からスタートしますが、次の音が母音ですので、この場合しっかりと舌先を歯の裏と歯茎の境目につけて発音します。

2)ɔ:音〜r音の舌巻き

次のɔ:ですが、まず、Cの反対向きはオの母音になります。そして横に:と点々が付くと伸ばす音という意味ですので、オー、と発音します。

実はこの発音記号、ちょっとくせ者なんですね。。しかしここであまり細かく説明するとかえって混乱するので、なぜくせ者か、という解説はまた次回に控えて・・
なにしろ、ɔ:の後にrが付いている場合は、口を縦にしっかり開いて日本語のオにしてください。しかも喉の奥からしっかりと出しましょう。そして最後にR音の舌巻きを付けます。

3)最後のd音

最後にdで終わります、が、このdで終わる単語、もしくはdの無声音のtで終わる単語、こういった語尾がdやtで終わる単語も結構難しいと感じる人が多いのです。というのは、どうしても抜けてしまいがちなんですね。

dやtは、舌先を前歯の裏と歯茎の境目あたりで軽く弾かせて出す音になります。d,d,d,…とここで実際にやってみましょう。

・dやtで終わった後に母音がつかないように注意!

その際に気をつけていただきたいのが、ドゥ、とならないようすることです。このちいさいが付いた状態ですと、最後のdに母音が付いている、ということになります。日本語ですと全ての発音に母音があるので、知らず知らずに英語でも母音を付けがちですが、そこはご注意!母音は付きませんので、舌先を弾かせるだけで終わりにしましょう。

一度鏡で自分の口を見ながら発音してみるといいと思います。Lordと言った後に唇がしっかりとすぼまって、ウの口になっていないかを確認してください。結構こういうクセのある方は多いですよ〜。

4)LからRまでの流れ

それでは最初のL音;舌先を前歯の裏と歯茎の境目のに付け、少し舌先で歯の裏をプッシュするぐらいしっかり付けてからL音を発音します。その後ロォー、とオーの音を口を縦に開いて喉の奥からしっかり出しましょう、そしてRの舌巻きを付ける、ここまでを何回か練習してみてください。

ロォーr、ロォーr、ロォーr、

5)最後にd音を付けて完成

L音の舌がしっかりできていて、母音のオの音につながり、しかもオとしっかり聞こえて、なおかつ最後のRの舌巻きがスムーズに付けられるようになりましたら、最後のにdの舌先で弾く音を付けて完成です。

発音がわからなかったら分解してみてください

今回取り上げた「Lord」、シンプルな言葉のようで、こうやって細かく分けていくと、一つ一つが日本人が難しい、とする発音だったことが私も今回わかりました。

でも一つ一つができるようになって、それらをつなげていけば、誰でも必ず発音できるようになります。今回のLordだけでなく、他の言葉でも自分で難しい、と感じたら、その言葉を分解して、どこの部分が難しいのかを突き止めて、その部分をしっかり練習してから単語として発音してみてください。きっと言いやすくなるはずです。それでもわからなかったらぜひお知らせ下さいね。このブログでもぜひ取り上げたいと思います!

それでは、次回では、少しくせ者のɔ:の発音に関してまとめていきたいと思います。