英文を読むと棒読みになってしまう・・なぜ?

どんな文でもいいのですが、英文を読む時にどうしても棒読みになってしまう・・・そんな風に感じたことはありませんか?私自身、人々の前で英文を読む際にどれだけネイティブの人のように読み上げようと思っても、そこには大きなギャップがあるのが、ほんとうに嫌でした。。

なぜ??どこが違うの??

ある日、英語にはストレスを置く場所とそうでないところがある、ということを知って、まったくそのとおりだ!!ハッとしたんです。

英語というのは基本的に、全ての単語の一つ一つを全てイーブンに発音する、ということはまずありません。単語一つとってもアクセントがあるところと無いところがあるように、一つの文章にしてもアクセントを置く部分とそうでない部分があります。文章の場合はアクセント、ということばをストレス、という言葉に置き換えたほうがわかりやすかもしれませんね。

というわけで、私はこれを「ストレス音読」と呼んでいますが、一つの文章の中でもストレスを置いて読むところとそうでないところを作る、それだけでとたんに英語のリズムが生まれますので、今回はぜひこのストレス音読に挑戦してみて下さい。

また、カタマリ=チャンクで英文で捉える、ということもぜひやってみると、より英語が英語らしく捉えられるようになってくると思います。

解説動画と一緒に英文を音読して、英語のリズムをご自分の口で体感してみて下さい。

内容語と機能語について

そのストレスをどこに置くか、という問題ですが、

基本的に相手に伝えたい情報がふくまれている言葉にストレスを置く、というのが基本です。

その上でよく使われる区分が「内容語」と「機能語」という言葉です。内容語というのは相手に伝えたい情報がふくまれている言葉、それ以外は機能語で主に文章としての機能を果たす、というところからこのような分類のされ方がでされるようです。

内容語:

主に相手に伝えたい情報が含まれている言葉、と捉えることができます。なので文法的な要素はあまり含まれません。

品詞は以下に分類できます。

  • 名詞
  • 形容詞
  • 数詞
  • 指示代名詞、指示副詞 (thisなど)
  • 疑問代名詞、疑問副詞
  • 動詞
  • 副詞
  • 感嘆詞

機能語:

内容語とは逆に、伝えたい情報よりも文法的な要素が含まれる言葉、と捉えることが出来ます。

品詞は以下に分類できます。

  • 冠詞
  • 人称代名詞
  • 関係代名詞、関係副詞
  • 不定形形容詞 (something など)
  • 助動詞と be動詞
  • 前置詞
  • 接続詞 (and, but など) 

このように分けることができますが、こちらはあくまでも目安としてください。

一つ一つ覚える必要はありませんし、もちろん話し手の感情によって自由に変化しますので、そこまでこだわる必要もありません。

逆に、内容語だけでも相手に伝われば、言いたいことの意味はある程度伝わるし、聞いているときも同様の事が言えると思います。ぜひ相手に言いたい部分はどの部分なのか?という視点で英文を捉えていきましょう。