いきなり質問です^^
seat, sheet
この2つの単語をどう発音しますか?もしくは、
sip, ship
この2つはどうでしょう?
実はこれらのペアは、発音レッスンで子音の音を確認練習していただいた最後の段階、子音リストに出てくる言葉です。
これらの発音を最初からきちんと仕分けられる方とは・・・実はかなり少ないんです。かなりの確率、8〜9割ぐらいで混同している場合がほとんどです。
これらをカタカナ英語にすると、それぞれのペアで同じ、シート、シップになってしまいますので、そのカタカナ英語のイメージが自然に私達の頭にインプットされている、ということの現れだと思うんです。
そのカタカナ英語からどうやって打開していけばいいのか?
今回はそんな事を見ていきたいと思います。
文字情報からの発音は混乱をまねく
このブログで何度かお伝えしていますが、日本語のクセで、私達は目で見た情報で発音しようとします。
すると、siもshiも同じ、シとして認識するんじゃないでしょうか?
(実際、この文字を見て、シと頭に思い浮かびませんか?)
ということは、目で見た文字情報からでは発音の混乱が起きる、ということが言えると思います。というか、それを定義づけたいです、私の本音では。
なので、その混乱を打開するためには、そこから離れて、なにか別のアプローチが必要になってくるんですよね。
どんなアプローチが効果的なんでしょう?
文字じゃなくイメージを大切に
答えはズバリ、イメージです。
文字じゃなく、その単語が意味しているイメージを思い浮かべることが効果的です。
英語の早口言葉(=tongue twisterという)で有名なところでは、
「she sells seashells by the seashore.」
がありますね。このsheとsea が同様に混乱を招くんですが、
sheは・・・sh音でシで、
seaは・・・s音だからスィ、
と子音の違いをしっかり発音し分けなければいけないのです、
がしかし、いちいち理屈を考えてながら発音していたのでは、いつまでも混乱は無くなりませんし、実際発話している時に、そんなに考えている時間も余裕もないですよね。。
そこで単語の意味をイメージするんです。
she=彼女=👩→シー
sea=海=🌊→スィー
このイメージと発音をしっかりつなげていくこと、が最大のポイント💡となります。
いたって単純なことなのですが、ここががっちりつながっているか?と言うと、そうでもなくて、”文字づら”だけを見て発音していたり、もしくは日本語を介して英語にしようとする回路というのは、そうなかなか無くならないものです。
やはりそれを意識して、ダイレクトにイメージにつなげる訓練を繰り返していくことが大切ですね!
次回に、実際どのようにしていくかを見ていきましょう。