さて、読者さんのお悩みシリーズより「クラッシックでない歌い方を身に着けたい」の3回目、今回が最終回となります。

前回の記事で、クラッシックの歌い方=裏声に慣れきってしまっている声帯の使い方に少し変化をつけるための練習法として「ボーカルフライ」をご紹介しましたが、なんと、この声を使った「エッジボイス」なる歌い方もあるとは、私も今回始めて知りました。歌の表現にぐぐっと深みが増しますね、私もいつか挑戦してみたいと思います。

人間の持っている声のシステムは本当にすごいですね〜。使い方によってこんなにもさまざまな表現をすることができるんですから。私自身勉強になりました。

私の知っている限り、声の種類というのは4つ、

1.ヘッドボイス

2. ファルセット

3.ボーカルフライ

4.ホイッスルトーン

の4つなんですね。そのひとつがボーカルフライですので、この機会に覚えておくといいかもしれません。

4つめのホイッスルトーンは、ボーカルフライとは逆に、たか〜い、超音波みたいな音の声で、マライヤ・キャリーさんがこの声で有名ですね。この声をまたコントロールするのは至難の業ですし、私もまだまだできませんが、高い声を出す際のいい練習法になると思いますのでこちらはまた別の機会にご紹介しますね。

ボーカルフライからヘッドボイスへ

さて、ボーカルフライの声が出せるようになったら、そこからハミングを作り、鼻腔を響かせるヘッドボイスへと導きます。ここらへんになると、文章だけで説明するのにはかなり無理があるので動画を作りました。

サウンドのイメージは「錆びついたヒンジ」ドアの開けしめでキーキー言うあの感じですね。そんな声を作っていただき、声帯のしまった状態でのヘッドボイスを体に覚えさせてから発声してみる、という順番で導いてみてください。

この動画でも解説していますが、ボーカルフライからのヘッドボイスができてきたら、その姿勢のままリップロールで慣らす、という流れでやってみるのをお勧めします。

この方法がクラッシックでない歌い方を身につけるのに役立つことを願って!このシリーズを締めくくります。

ぜひ試された方、役に立ったか、役に立たなかったか、ご感想をお寄せくださるとうれしいです❤