私たち日本人が、例えば英語、という外国語を聞いた時に、

「聞き取れない」「何を言っているかわからない」

という壁に、必ずぶち当たってしまいますよね。

もちろん言葉もわからないので、わからない単語は雑音でしかなく、音を聞いても右から左へ抜けてしまうだけで、そういった音は、何度聞いても聞き取れるようにはなりません。

単語を知らないから?文法が日本語のそれと全然違うから?

そういったロジカルな見方もできますが、それぞれの言語の持つ音自体に大きな壁があるんです。

今回はそんな話をしたいと思います。

一目瞭然、周波数の違い

まずは、この表を見てみてください。

それぞれの言語の持つ音を周波数で表したものですが、英語、特にイギリス英語は周波数が高いですね!

そこまで高くないアメリカ英語と比べても、日本語と重なるのは、1000~1500ヘルツだけで、やはり大きな差がありますね。

逆に日本語の持っている低周波の部分は、英語にはない音域なのです。

日本語には全ての文字に母音がある

日本語で使う、あいうえお、から、わをん、まで、全ての50音にそれぞれ母音が付いていますね。(ん、はないのかな?)

ここに大きな違いがあります。

母音があるおかげで、子音をはっきりと発音しなくても、相手に伝わりやすいので、英語に比べると、はっきりと発音する必要がそこまでない、

というのが日本語です。

しかし、英語の場合は、子音の音(母音がない音の部分)の一つ、Sなのか、THなのか、で言葉の意味が変わってしまいますから、子音までしっかり発音しないと、相手に正確に伝わらないんです。

例えば、face  と faith なんて、最後の子音の違いで、意味がぜんぜん変わってしまいますよね。

seat とsheet,

best とvest 、

などなど、挙げたらきりがありません。

これは私も、本当につくづく痛感していることで、私たち夫婦の会話なんて、しょっちゅう聞き間違いがありますから、何か主人から頼まれごとなどあると、何度も聞き返して、確認するのが常です。

I just want to make sure!(ちゃんとはっきりさせたいの!)

と言ってですね。。嫌がられても気にせず、何度でも聞き返しちゃう。

ただこれは言葉の壁にとどまらず、英語のネイティブ同士でも、頻繁に起こることなので、別に気にする必要はないんですよ、ちゃんとお互いに理解できるまで話を通せば済むことなので。

と、まぁ、ちょっと話の筋がそれましたが、ただ、それぐらい周波数の違いがある、ということは、日本人にとって認識しておく必要があると思います。