“watch”と聞いて、みなさんどんなことが思い浮かびますか?

watch・・・じっと見る👀

watch・・・腕時計⌚

などが思い浮かぶでしょうか。。

実はこの言葉、普段でも「気をつけて!」的な感じで、

Watch! とか、Watch it! Watch out! と使うこともしょっちゅうです。

(って、私がほとんど言われる側ですが💧)

聖書から見るwatchの意味

この言葉、聖書でもかなり重要な場面で登場する言葉なんです。

聖書でも有名なあの場面・・・

イエス・キリストが十字架にかかられる前、ゲッセマネの園で血の汗を流して祈っておられる時、そばにいた弟子たちにおっしゃった言葉に、このwatchが使われています、

Watch with me.」

Watch and pray.」

この日本語訳は・・・「目を覚ましていなさい」なのですね〜 👀

またイエスが弟子たちに伝えた教えの中で、

〜世の終わりの時がいつ来るのかは誰も知らない、だから目を覚ましていなさい〜

というくだりのなかで言われたのがこの言葉、「Watch」(マタイ24章42節)なのです。

どちらも、かなりシリアスな場面であることは間違いありません。

watchの意味に見る歌詞の捉え方

watchの語源は「目を覚ます」のwakeと一緒だそうで、そこからこの意味が来ているんですね。

この言葉を聞いて思い浮かんだのですが、ゴスペル曲でも超定番の曲「O happy day」この歌詞で、こんなフレーズがあります。

He told me how to watch, fight and pray.

ここで登場する”watch”、先の聖書の中で使われている言葉の意味を考えると、ぐぐっと違う意味を持って響いてくる感じがしませんか?

この聖書からの訳の言葉を歌詞に当てはめれば、

「彼は教えてくれた、 どうのように目を覚ましているか、どのように戦い、そしてどのように祈るか、を」

この場合、目を覚ましている、ということが、ただ単に、寝ないで起きたままでいる、という身体的なことだけではなく、もっと精神的な部分であることが見えてきます。

同様に、fight=戦い、ですが、こちらも身体的な戦いだけではなく、精神的な部分も含まれる、とは誰でも理解できますよね。

ここらへんはいろいろな戦いが予想できると思います。日々、それぞれに戦いの場とは大なり小なりあるんではないでしょうか。。

ともすれば、人との戦いよりも自分との戦いの方が大きかったりしますよね。

そこで一番の武器となるのが・・・pray=祈り、というわけです🙏

歌に深みをもたらす歌詞のルーツ=聖書

そんなことをいろいろ考えると、いつも歌っているO happy dayが、ぐぐっと意味が深まり、重みが増すような気がします。

このように、ゴスペル曲とは聖書のバックグラウンドがあって意味が成り立っているものがたくさんあり、

そのバックグラウンドがないと、「わかりそうでわからない」とか、よく伝わらない、もしくは意味が半減してしまう、という事がままあります。。

そんなことも、これからこのブログの記事にしていければ、と思っています。

→ぜひ、なんとなく不思議に思っているフレーズや単語があったら教えて下さいね!このブログでも取り上げたいと思います😄

まず1つ、watch=目を覚ましている、の意味をもって、これからO happy dayを歌っていきましょう♫