ジングルズをやっていて、結構大丈夫だと思っていて見過ごしがちなのが、実は・・かな〜という気がしています。

L、という音、以前にもブログで記事にしましたが、それは結構苦手な人がいるから、という理由だったんですよね。

できる人にとってはなんてことない音なのですが、

できない人にとって難しい音であることは間違いなく・・・

でもそれを、どのように教えたらいいのか・・・と試行錯誤してきました。

できているようで、なんとなく違う気がする・・(うむむ・・)と常々思っておったのですよ。

で、気がついたのが、やはり舌の位置、なんですよね。

ここから少々難しくなりますが、Lの発音がいまいち、という方は、ぜひここから読み進めてみて下さい。

結構重要な舌の位置

以前のブログでご紹介した、あの先生の教え方ですと、「舌が歯茎に付く」ということでした。これは合っています。

日本語のラリルレロだと、舌が上顎に付き、英語だと歯茎に付く、この違いはあります。

私の場合、もっと厳密に言えば、前歯の裏と歯茎の境目、である、と思います。

次に大事なのが、舌がその場所に付いている量、と言いますか、ですね。

舌の先っちょがちょん、と付いている、のではなく、舌の先の表面側が、かなり幅が広く(感覚で言えば前歯2本の幅ぐらい)、ベターっと付いています。

もっと言えば、その付いている舌には、結構な圧力もかかっています。

その圧力を開放して、舌の先を勢い良く解放する、この音がLの子音の元になりますね。

Lの時の、口の響きにも注意

舌の先が、前歯の裏と歯茎の境目に付いている、と言いましたが、それ以外の舌、舌先以外の場所は、どこにも付いていませんね。その状態ですと、舌と上顎の間に「隙間」があるはずです。

その隙間に声を響かせウー、と音を伸ばしてみて下さい。(←ここ重要なポイントです!)それが、Lの発音の音になります。

そのLの舌の状態からスタートして、

ウー・・ラァ、ウー・・・リィ、ウー・・ルゥ、ウー・・レェ、ウー・・ロォ

と、母音を付けて練習してみましょう。

LとNの舌の位置が、意外に似ている話し

そして、最近ここに気づいたのですが・・

Nの時の舌の先の位置が、実はLの舌の先の位置にとても良く似ています。

先程のLの場合に、口の中の舌と上顎の間に音を響かせて、ウーと言いました。

この同じ状態で、舌と上顎の間には隙間がなく、その状態でン〜と言うのがNの音になります。

そしてさらに、舌の先の位置はLと一緒で、舌先を勢い良く解放することで、N〜ヌッ、と、Nの子音ができます。

舌の中心が上顎についているか、いないか、の違い、

それにともなった音の響く場所の違い→口の中か、鼻腔の方か、

L、N、それぞれの違いができる、このことを発見したんです。

音の響きの違いはこうしてできる

 

少々解剖学的になりますが(すみません・・)この図で説明しますと、

上顎(この図で言うと「硬口蓋」)の後ろ、喉元に届いている奥の部分、「軟口蓋」という部分があるのですが、

その場所は動くことができ、開いたり(この図では開いている状態)、閉じたりして、肺からの空気が口に通るか、鼻に通るか、が変わってきます。

先程の、Lの発音の時にはこの軟口蓋が閉じていて、空気が口に入ってきている状態、=なので、声が口の中に響く、

反対にNの場合には、軟口蓋が開いていて、空気が口に入らず、鼻の方へ通っている、=なので、声が鼻腔の方に響く、

という音の違いが出てきます。

ボイストレーニングでは、このNの響きの時のように、声がなるべく鼻腔の方へ響くように導き、その音をさらに頭に響かせる、=ヘッドボイス、のトレーニングになっていくわけですね。

リスニングにも効果大です

こういった音の違いが発音仕分けられるようになると、不思議と、音の違いも聞き分けられるようになってきます。

たとえば、

I’m gonna go. アm ガナ ゴー(行くつもり)

I got to go. ア ガラ ゴー(行かなきゃ!)

こんなのを早口でさらっと言われても、違いがなかなか聞き取れないと思うんですが、(最初のアも、たいがい小さく言ったりして聞こえない場合が多い)

音の響きの違いがわかってると、こんなほんのちょっとした違いがなんと、サラッと聴き取れる、聞き分けられるようになってくるんですねー。

聴覚、というのはなんという精密な機械をであるか、と驚愕してしまいます。。

このように、リスニングにも効果がありますので、ぜひこの機会に、LとNの音の違いを、自分の声で確認してみて下さい。