英語学習では欠かせない英語教材、

よく英語教材に付属のCDなどを使って英語発音の練習する時に、そのCDの音声を聞きながら音読する方も多いと思いますが、

その際にオススメな読み方が、そのCD音声に少しかぶるように音読をしていく、「シャドーイング」です。

例えば・・

CDThe kids have been playing with the ball.
自分の声・・The kids have been playing with the ball.

このように、CDの音声を聞いて、若干遅れて自分の音読をかぶせ、聞いたそのままを口真似で音読している感じです。

シャドーイング、という字のごとく、聞いた音声に対して陰になるように音読するんですね。なので、聞いている音声にじゃまにならない程度に、自分の声も小さくなります。

今回は、そんなシャドーイングを効果的に行う方法をご紹介します。

間違いを気にせずひたすら音声のみで

シャドーイングは、テキストを見ないで行うのが効果的です。なので、間違いやわからない単語にぶち当たっても構わず続けていきます。なにしろCDの音声を聞いた、そのままを口真似する、というところにポイントがありますよ。

聞いたままを声に出すことで、単語のアクセントの位置、発音のサウンド、イントネーション、文章の区切り方なんかも自然にCD音声に近くなっていきます。

シャドーイングの手順

  1. まず文章のタイトルなどがあれば、タイトルを確認してこれから話される内容の概要をざっくり掴んでおきます。
  1. ヘッドホンで音声を聞きながら、テキストを見ずに音声のみでシャドーイングを何回か繰り返し行います。この時、回数を決めて、何回行ったかをテキストの余白に正の字を書いておくといいですよ!(推奨は最低5回)
  1. 回数を行った後に、テキストを見て内容を確認し、どこが聞こえなかった部分なのか、不明な単語は何だったのかを把握します。そして文章全体の意味もしっかりと確認し、文章の内容が分かる状態にしておきましょう。
  1. あらためて、シャドーイングをさらに何回か行います。今度は最初に言えなかった部分、発音できなかった部分を意識して音声に近くなるように発音していきましょう。また音読しながら文章の意味もわかった状態での音読、を意識して下さい。このときも回数を決めて、正の字で回数を把握しつつ決めた回数行いましょう。(推奨は最低5回)

    この時にヘッドホンの片耳を外して、片方のヘッドホンからはCD音声、もう片方の耳からは自分の声、と両方を聞けるようにすると、自分の声を聞きながら音読できるので、さらに効果的ですよ!

シャドーイングは同時通訳の練習方法としても有名

この方法は、インプットとアウトプットを同時に行える素晴らしい方法で、同時通訳者の練習方法としても有名です。英語を聞き取る耳も同時に鍛えられます!

私がシャドーイングをやる時は、まずはシャドーイングを何度かやって、慣れてきたらオーバーラッピング、という、CD音声と同時に一緒に音読をして仕上げ、という流れで行っています。

せっかく今あるお手持ちの英語教材、しっかり使ってどんどん英語発話のトレーニングにしていきましょう。英語は発話すればするほど効果があります!