前回の記事で、英語発音の混乱を打開するべく、全く別のアプローチが効果的、ということで、「イメージの力を使う」という事をお伝えしました。

では実際に、やり方を見ていきましょう。やり方はいたって簡単です👆

例えばこの2つ、

she=彼女=👩→シー

sea=海=🌊→スィー

「she」と文字を見た時に、誰か女性👩のことを言いたい時を思い浮かべつつ〜

she, she, she…(sh音;”静かにしてのシー”のシーで発音)

口に出して何度も発音します。これだけです!

ただここで、彼女=シーであることを、イメージと音を合体させて、頭に体に覚えさせることがとても大事なポイントになってきます。

そうすると、彼女を指して👉スィーとs音で発音した時に、ものすごく違和感を感じるようになります。

逆に「sea」の時も一緒です。海🌊を想像しながらの〜

sea, sea, sea….(s音からのスィー)

と何度も発音し、イメージと音を合体させて覚えていくと、間違ってsh音のシーと言っちゃった時にものすごく違和感を感じるようになります。

しかし日本語でも「シーフード」って普通に言っちゃってますから、こういうのは余計にたちが悪い!ですね。海を思い浮かべながら、何度でも、”スィー”で、sea, sea,=海、海、と思いながら言ってみてください。口に慣れさせ、もうサウンドで覚えるしかありません。。

英単語の音とイメージを合体させる

それでは、前回の記事の最初に見たseat, sheetを見ていきましょう。

seat とは、座る場所=椅子、または座る、という意味です。ここでは椅子にしましょう。

seat=何か椅子をイメージしてからの〜・・・seat, seat, seat…(s音からのスィート)と何度も発音し、イメージと音を合体させて頭に体に刷り込んでいきます。

一方のsheet とは、なにか「四角の薄い紙状のもの」を言います。日本語で言う(ベッド)シーツとか、紙、ガラス、などを a sheet of paper とか、a sheet of glass などという感じで使います。音楽が1枚の紙上に書かれたものもsheet musicと言ったりしますね。

この状態のものを想像しながらの〜・・・sheet, sheet, sheet(sh音からのシート)…と何度も繰り返し、イメージと音を合体させていきます。

このようにイメージをしながら発音して、音とイメージを合体させていく、というアプローチがかなり効果大です!こんな調子で練習していくと、単語を見てイメージがパッと思い浮かんできて、そのイメージから発音が出てくるようになってきます。

そして、間違った発音をしてしまった時にかなり違和感を感じるようになったら、それがゴールです。

シートで思い出しましたが・・・💡

本来の発音で言うと・・・例えば、日本語でおなじみの「シルバーシート」、あのままの発音ですと、何かシルバー=銀色の、1枚の紙状の何か、をイメージしてしまう、ということになりますね。。そういうことが発音の違いで起こってしまうわけです💦

おそるべし!カタカナ英語

という私も、まだまだ間違いはありますよ😅

つい先日、Chia-seedのことが知りたくて、iPhoneのsiriに「Chia-seedの事を教えて」と言うつもりで、”Show me about チアシード”って普通に言っちゃって、言った途端ハッと気付き、慌てて言い直したんですね。もちろんカタカナ発音ではSiriは認識してくれませんでした。。(笑)

seedはシードではなく、s音からのスィードでした。あまりにも日本語での”チアシード”で慣れ親しんでいた、そのカタカナ英語の表れなのだな〜とつくづく一人で実感していましたよ。。

頭でわかっていても、口が慣れ親しんでいるカタカナ発音で勝手に発音し、しかしそれを聞いた耳がそのサウンドの違いをしっかりと認識してくれた、という・・・なんとも不思議な現象です。それぞれがバラバラに勝手に働いたような、そんな感じがしました。

というわけで、今回は混乱しがちな発音の単語に関して、でしたが、そんな単語に限らず、なんでもそのように覚えることをおすすめします。

例えばAppleだったら、

Apple=りんご、だからアップル、ではなく、

Apple= あの赤いまるまると美味しそうな🍎をイメージしながらアップル、

と言えるように、どんな単語でもその感覚で発音してみてください。

そのほうが、英語が単なる文字上の情報でなく、生きたものになってきますし、がぜん、英語らしい英語の捉え方になっていきますよ。