さて、私事ですが、この4月〜5月にかけて、日本帰国しまして、今回もさまざまな地域でたくさんのゴスペルワークショップ、コンサートを行わさせていただきました。
そして実は今回、それぞれのワークショップ会場で、参加された皆さんにアンケートを取らせていただいたんです。
内容はずばり、歌に関する悩みと英語発音に関する悩みについて、です。
(アンケートが間に合わず、実施していない会場も多々ありました、ごめんなさい)
このアンケートはオンラインでも同時に行い、合計58通のご回答をいただきました。ありがとうございました!
今回はまず、歌に関する項目を集計したアンケート結果をお知らせしますね。
歌に関するアンケート結果ご報告
歌う頻度:
月に2〜3回、という方が最も多く、次に、週1回、週に2〜3回、という方が続きます。
やはり歌うことを目的としたワークショップに来てくださる方々だけあって、歌う頻度はかなり高いのだな〜と思いました。生活の中に歌う場がある、一緒に歌う仲間がいる、というのは素敵なことですよね。
歌う場所(複数回答可):
一番多いのが、「ゴスペルチーム、または歌のチームに所属している」が圧倒的で、58名中45名!
まあ、アンケートを取った対象の方々がゴスペルワークショップに来てくださった方なので、これは当然のことかな・・と思う反面、何かしらのチームに属している、ということは、それだけ日本にゴスペルや歌のチームがたくさんある、ということでもありますから、日本のゴスペル人口は着実に根付いている、ということの現れでもあると思いました。非常にうれしいことですね。
続いて、「教会で賛美する」が18名、「ワークショップなど歌う機会があれば」が13名、という項目が続きます。
結構意外だったのが、「カラオケが好きで!」の方はわずか5人。。ゴスペルを歌う人は、カラオケはあまり??な方が多いのかもしれませんね。
発声トレーニングを受けたことがある/ない:
こちらは、ある、という方の方が多く、31名、ない、という方が14名。
これに関連して、トレーニング効果を実感した方は22名、しない、という方は0,実感したけれど続かない、が8名、で。実感した方が最も多い結果に。
発声のトレーニング方法も、これも実にさまざまで10人トレーナーがいれば10通りの教え方がある、と思われます。しかしそれぞれに、トレーニングに効果を実感している方が多くて、若干ほっとしています。(歌唱指導者である立場からして)
発声トレーニングで、着実に出せる声が変わってきますから、ぜひ発声に悩みのある人は受けてみるといいですね。
歌うことの悩み:
これは実にさまざまな悩みをいただいております(個々ぞれぞれの表現の仕方があるので)、
だいたい大まかにわけると、
- 地声とファルセットの切り替わるところが不安定になる、という発声に関する悩み
- 声が安定しない、または響かない、細い、喉が痛くなる、などの声のお悩み
- 高音(もしくは低音)がもっと楽に出るように、などの特定の音域の出し方に関する悩み
- 息が続かない、腹式呼吸がわからない、などの歌で使う呼吸に関する悩み
こんな感じに大きく区別できるかな〜と思います。
一つ一つ掘り下げていけば、実にさまざまな悩みがそれぞれにありますが、解決策はだいたい共通していることが多いです。これから、このブログでも詳しく掘り下げて解説できたらいいな〜と思っています。
という私もまだまだ完璧じゃないですが、教える側に立って、たくさんの方々を指導させていただいて来た中で、いろーいろと見てきて、わかってきたこともありますので、そんなことをシェアしていきたいな、と考えております。
実は今回が初めてのアンケート
今までずっと歌唱指導してきて、こういったアンケートを取ったのは、実にはじめての試みでした。
やればこんなにたくさんの方から回答いただけるのに、なんで今までやらなかったのだろう・・・と反省する気持ちもありつつ、
しかしこれを機会に、しっかりと皆さんの声に耳を傾けていきたいと思いました。
次回の記事では、英語発音に関するアンケート結果をご報告します。